仕事内容
交通計画コンサルタント
交通計画コンサルタントの仕事は、国、県、市町村などの自治体向けに地域の交通に関する問題の解決策を提案することです。
我々の仕事は、まちを見てその特徴や人の流れを知り、まちを好きになることから始まります。現場をしっかりと見てそのまちの現状を知ることが重要です。そして好きになったまちをより良くするため、そこを行き交う人々がより幸せな生活を送るため、皆で日々知恵を出し合っています。
ひとつのまちで成功した問題の解決策が他のまちで成功するとは限りません。ひとつひとつのまちに寄り添い解決策を考えていきます。
そうした過程を経てできた提案がクライアントに受け入れられ、実現し、まちに良い影響を与えていることを知ったときが最もやりがいを感じる瞬間です。
仕事内容
調査・分析
アンケート・ヒアリング調査、利用実態調査、統計情報やGISデータの分析、ICカードデータの分析、IoTセンサーを活用した分析など
計画策定
地域公共交通計画、総合計画、陸上・海上交通の実証計画、その他関連計画など
事業実施支援
公共交通ネットワークの再編、新たなモビリティサービスの導入、GTFSデータの整備、モビリティ・マネジメントなど
事業評価
事業の効果検証、費用便益分析など
仕事の進め方
1. 地域の現状を知る、分析する
「需要」と「ニーズ」を把握するためにはどのような調査をすればいいのか、そして調査した結果をどのように分析したら公共交通を本当に必要としている人がわかるのかを考える。
2. 解決すべき課題を整理する
まとまった移動需要がない地域で、一方でクルマを持たない人の通院や買い物ニーズにどう対処するのかを利便性・効率性両方から考える。
そして、地域の将来像を描きながら実現させるために解決すべき課題を整理する。
3. 課題解決の手法や進め方を考える
・現実的に将来にわたって続けていくことができる施策
・自治体だけでなく、交通事業社・地域住民と協働して公共交通をみんなで守り育てる施策
これらを考えながら地域の課題を解決する計画づくりを行っています。
入社後求められる力
1. 論理的思考力
筋道をたてて説明し、相手を納得させる力、複雑に絡み合った情報を論理的に整理し、わかりやすく伝える力をつけていただきたいです。
2. コミュニケーション能力
コンサルタントの仕事は一人で黙々とする仕事ではなく、クライアントや関係者を含めて組織で取り組むものです。相手の立場を理解し、円滑にコミュニケーションを図る能力を求められます。相手の話をよく聞くことが重要です。
3. 交通やまちづくりに関する専門的知識
クライアントに言われた通りに、きれいな資料を作る「資料作成屋」ではありません。相談に乗り、問題解決の支援をするためには、専門知識を持っていなければなりません。セミナーや学会への参加、資格取得の勉強を通して、絶えず学ぶ姿勢が何よりも大事です。
時には壁にぶつかり、苦しいこともありますが、志を高く持ち、共にチャレンジできる人を全力で後押しする企業文化がここにはあります。こうした企業文化に共感し、共に壁を乗り越え成長したいと考えるあなたの応募をお待ちしています。